よろず無駄無し屋

出たとこ勝負な文章ゆえの生々しさ

文明開化

 

Bluetoothのキーボードとマウスとタブレットがこのブログ執筆においての三種の神器である

 

もしも自分がこのブログを始めていなかったならば、未だにアナクロニズムを、鎖国的スタイルを貫いていたんだろうな。まぁそれはそれでまた違った良さがありはするんだが。

 

しかしこれは自分の中ではある意味文明開化だと言うことができる。

 

それはある日突然に黒船がやって来たようなものだった。

 

今となってはこうして日々当たり前のようにブログを書いているけれど、ほんの三ヶ月前までは誰に見られることもない文章を黙々と原稿用紙に鉛筆で書き綴っていた。

 

一冊の本を出版しよう

 

この一心で原稿用紙に文章を書き始めたのが去年の五月。

日に400字詰めの原稿用紙に三枚。毎日。

文章を書くなんて小学生の時の作文以来のこの自分がである。

 

そんな無謀とも言える試みを続けること約半年。

偶然にもブログという存在を知った。

ブログなんて書いたことも読んだこともなかったので色々と調べてみた。

 

結果、「これは本を出版するよりも自分の目指す場所への近道かもしれない

との結論に至った。

 

それからはまず道具を揃えないといけないということで、Amazonでキーボードとマウスを買い、不馴れなネットに悪戦苦闘しながらも、ドメインを取得しアドセンスへ申請を出した。

 

いざ書き始めてみると同じ文章を書くのでも、他人に見られるのと見られないのとではその緊張感の度合いが違うことを実感した。

 

そしてアドセンスの審査に通り、始めて金が発生した時の驚きと喜び。

たかだか数十円のことだったが、ゼロがゼロじゃなくなったのはすこぶる大きな前進だと思った。

 

このような経緯で今に至るわけなんだけど、今にして思えば原稿用紙三枚といえば1200文字

この文字数を毎日書いていくことはブログを運営していくにあたり、下地というか良い練習になったのは事実であり、そう考えるとまるで何かに導かれたような気がするのも当然だと言えば当然なこととして捉えることも無理はない。

 

運命というものを信じる信じないは人それぞれであっていいと思うけれど、自分は信じているしそれをある程度コントロールできているとも思っている。

信じない人からは「なにをわけのわからんことをいってるのかコイツは」などと思われるだろうが、自分の経験からするとこれまでそのコントロールだけでうまく世渡りをしてきているので、今更それを疑う余地は皆無なのである。

 

日本の夜明けと言われた明治維新による文明開化。

規模は違えど自分にも起こった表現の夜明けとも言えるブログによる文明開化。

 

これが運命と言わずしてなんと表現できようか

 

今日のこの文章は原稿用紙三枚分に相当する1200文字ピッタリで終わることとなるが、こういう事実が運命を信じさせてくれるつよい要素となることを、このブログにて表現してみたかったということなのであります。


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