よろず無駄無し屋

出たとこ勝負な文章ゆえの生々しさ

欲望をいっぱい詰め込んだブログ


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未だにこのブログで稼いだ金といえばほんの雀の涙ほどのものなんだけど、金になるならないは別にして、毎日のこの執筆はすでに自分の中では立派な仕事であると解釈している。

 

書きたいときだけ書くという自由なスタンスも魅力的であるけれど、これは仕事であるから毎日確実に書かなくてはならないといったようなスタンスについて回る緊張感もまた捨てがたく魅力的なのである。

 

なにせ日頃がニートさながらのゆるい暮らしであるもんで、日常に緊張感というスパイスを欲しているのだろう。

メリハリがなければバランスを保てない。

緊張感のみだとキツいしユルいだけだと堕落への道を辿ってしまいそうな怖さがある。

 

正直なところ、たかがブログとはじめはなめてたふしがあったけれども、これがいざやってみるとなかなかどうして奥が深く、今ではどっぷり首まで浸かって良い文章を書こうと日々四苦八苦している有り様だ。

 

真剣に取り組むという姿勢はブログに限ったことじゃなく、なんでも奥の深いものにする、ある意味成功の法則のようなもんだ。

 

職人のような妥協なき仕事に憧れるし、アーティストのような独創的表現に近づきたい、との願望を満たすためには、この真剣に取り組むという姿勢は必要不可欠なものなんだと肝に銘じて書いている。

 

実力をつけるのにいちばん大切なのは経験だ。

ブログにおいての経験といえば当たり前に書くことである。

書いて書いて書きまくるその道中で知らぬ間に実力はついてくるものだと信じて疑わない。

こういうのはブログじゃなくともあるひとつの物事を極めようとする者に対しての普遍的な真理であるとさえ思っている。

 

運営と執筆はまた別物で、最終的にはこの両方を極めるつもりではあるが、やり方は人それぞれだけど自分の場合はまず文章を高めてゆくことに重きをおきたいと思っている。

 

運営には色々と戦略があるらしく、それはこの業界の先人たちがネット上にもあげているが、こと執筆に関しては、これは他人に聞いてどうにかなるものではなく、自分自身で試行錯誤しながらやっていくしか道はない。

 

自分の考えでは運営の戦略から入っていってうまくアクセスを集めることができたとしても、肝心な内容、つまり実力が伴っていなければ、ただ恥をさらすだけだと思って執筆経験のほうに力を注いでいるが、違う角度からみればたくさんの人目に晒されるなかで書いていくことで執筆の実力がついてくるとの見解も間違いではないとも思っているので、こんなのはもう好みの問題であろうと思う。

 

どっちにしてもおそらくゴールは皆大同小異なところにあるんだろう。

書きたいことを書いてそれが認められて収入に繋がるか、人が求めている情報を察してそれを供給していくことで収入に繋げていくかの違いくらいしかないんじゃないかな。

やはりやるからには収入を得るという結果は、それがいちばんではないにしても無視するには大きすぎるものだろうと思う。

 

昔の人はことあるごとに

「金金言うな」

と、口走るが、金の話が悪いことだとは自分は思っていない。

 

いけないのは貰う資格もないのに金を求めることであって、金自体にはなんの罪もないしやることをやってる人間は正当な評価に値する金を求めるのはなんら悪いことではないばかりか、むしろ当たり前のことだ。

 

だから堂々と金を求めるために実力をつけなくてはならない。

実力がつけば、自ずとその文章は読む者になんらかの益を生む。

それは現実的な対処法かもしれないし、精神的な栄養かもしれない。

どちらにしたって必要なのは書く力にかわりはない。

 

書く力で未来を切り開くことが昔では書籍の出版でしか実現しなかったのが、時代がかわってネットが出現したことによってこうしてブログという手法で誰でもチャンスを手に入れることができるようになったことは現代の幸運としか言いようがない。

 

敷居が低いが故に挑戦者は今日もどこかでまた新たに生まれていることだろう。

しかし現実はそんなに甘いものではなく求めているゴールへ辿りつくのはほんの一握りであるのは昔も今も変わらない。

ただチャンスが平等に与えられるようになったというだけのことだ。

自分もそのチャンスを手に入れた中の一人である。

 

ブログは自分にとって真剣勝負なゲームであり、奉仕であり、瞑想であり、仕事であり修行であって自己満足である。

 

一つの営みにたくさんの意味を見出だすことは突き進んでいくためのいわばエネルギーとなる。

ブログ一つに金も満足も徳も成長も求める自分は欲張りなのかもしれないが、欲はその方向さえ間違わなければこれほど頼りになるものはないであろう。

 

ただ金が欲しいとか、誰かの役に立ちたいとかいう単体の欲望くらいでは生ぬるいと考える欲深い無駄無し屋の戯言だと思って読んでくれるとありがたい。