よろず無駄無し屋

出たとこ勝負な文章ゆえの生々しさ

布団の中で知的好奇心を満たす悦び

 

散歩か事務所に向かう時と、誰かからお呼び出し電話があった時以外は基本的に家から出ない。

LINEやFacebookも一切やらないし電話をかけるなんてことは月に数回程度。

とにかく布団の中でくつろぐのが好きで、あの平日の昼間に布団の中でゆっくりとする読書の味ときたらそれはもう広島名物もみじ饅頭の如くに高貴な甘味がある。

 

小学生の頃は時々学校をズル休みして布団の中で漫画を読んだりゲームボーイをしたりしながら

「みんな今頃はなんも面白くない授業を受けながら苦痛に耐えてるんだろうなぁ、うふふ」

などと、少々の憐れみと大半の優越感とを感じながら親が近寄ってくると調子の悪げな小芝居の一つも打ってみせていたものだ。

 

大きくなってくるにつれて布団至上主義は外界の刺激には勝てず一時なりを潜めることとなったが、ある程度の刺激を経験した後に結局帰ってくる場所は布団の中だった。

今ならゲームボーイの代わりにスマホがあるし、好きな本を時々買うくらいの金もある。

布団の中で寝転んで知的好奇心を満たすという営みに勝てる人生の喜びを自分は知らないし、また興味もないのでこれから先もずっとこのスタイルでいくんだろうことは想像に難くない。

 

ここ一週間の間に布団の中に持ち込んだ知的好奇心の対象はこんなのだった。


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これらの全てを端から端まで熟読するようなことはなく、その時々に気が向いたところだけパラパラと読む感じ。

なんだかんだいってもスマホでの知的好奇心の満たされ方というのは広く浅い。

じっくりと深く知ろうと思ったら書物はやっぱり欠かせないものなのである。

 

布団の中で本を読む、あるいはスマホで調べる。

この金と体力を極力使わないで知的好奇心を満たすという行為も無駄無し屋としてはぜんぜんありなスタイルであるということをここに書き記しておきたい。