よろず無駄無し屋

出たとこ勝負な文章ゆえの生々しさ

宝クジじゃなく宝人に夢を見る。

 

今まで生きてきて宝クジを三回ほど買ったことある。

実は一等の三億円が当たったことがある

 

 

というような嘘は昨日ならばエイプリルフールとして許されたであろうが日付が変わっちまった今日ではそういうのは人からの信用を失うことになるので止めておいた方がいいだろうな。

狼少年ならぬ狼中年だとかいう不名誉な通り名をいただいたんじゃ墓参りの際にご先祖様に顔向けができやしない。

 

宝クジを買って一時の夢を楽しむことはできたが夢は夢のままで三回とも終わっていったよ。

皆もそうだよね?

いや、俺は私は高額当選の経験がある!などという生意気な主張は別に聞きたくないよ。

なぜならば聞いたところで自分の懐は温かくならないだけじゃなく嫉妬心すら芽生えてしまいかねないからね。他人の高額当選ほど聞いてて嫉妬にメラメラすることはないんだな、これが。

心の狭い奴だと愚弄されるのはなんともないよ、事実狭いから。

 

ある時思ったよ。

当選するという願望を叶えるのに宝クジでは確率というものが低すぎるとね。

でも夢は自分の手元に置いておきたいのが人情というやつだからね。

そう思ったからには考える。

なにか確率のいい宝クジに代わるようなものはないもんかと。

 

そこで気づいたよ。

物に金銭的投資するのは好みじゃない、人に知的投資するほうのが面白いし夢があって確率もある程度自分で操作できるんじゃないかとね。

ドライで利己主義だと思われるだろうけども、それからの人付き合いは好きか嫌いかなどの感情では繋がらず、賭けるに値するかしないかで繋がることを良しとした。

今の人脈の中にも正直言って感情的には好かん人間もチラホラいる。

しかしそんな感情なんかほんの些細な取るに足らないことであって、自分の中で大事なのはその人間が当選する確率があるかないかということなんだよね。

我ながら人間味の欠如した無感情な奴だとは思うが、世の中にはそういう役割を持つ人間も必要だと解釈しているので別段なんということもない。

 

宝クジという紙切れに自分の夢を託すにはあまりにも頼りない。

まず当たらないだろう。

できる対処といえば神棚にその紙切れを置いて手を合わせることくらいだ。

これは到底現実的であるとは言えない所業である。

そんなお祈りは神がいたとしても届きはしないと判断するのが賢明だろう。

求めているのは宝に当選するという事実だけだ。

 

現実的でいて技術介入の余地があるところで夢を見たい。

だから宝人に賭ける。

この十年間に紆余曲折がありながら最終的に宝クジならぬ宝人となったのは四人。

ドラゴンボールという漫画の中に「スカウター」という相手の戦闘能力を測る道具が出てくるが、自分の脳内にはそれに準ずる機能が備わっている。

 

その機能で戦闘能力から期待できる当選確率は50%が三人、33%が一人

 

これはすこぶる高い数値だと言える。

分からない人には申し訳ないが、海物語で魚群が泳いだとしても当たる確率は自分が打ってた20年近く前の頃で確か45%ほどである。(海物語とはパチンコの機種の名前)

昔の魚群は結構信用できるアツい演出であってこれが出てくると表情はクールを装ってはいても内心ではドキドキバクバクの心臓の鼓動に落ち着き払っていることなど当時の自分には到底不可能であったことを記憶している。

それすら上回る確率を有する3人と、上回る可能性を秘めた1人を有する自分は結構な確率で宝に当選するのを夢見ることをすでに許される領域に来ているにではないか、と分析してみたりする。

 

今年は年号も変わって区切りとしても、始まりとしてもうってつけのタイミングなんだよね。

気分的にはサーファーが待ちに待ったビッグウェーブをその目で確認できた時のような感じが近い。

サーフィンなんかやったこともないから知らんけど。

今年に夢叶い当選する、当選する、当選する…

と、ここにも書いて、頭の中でも常にイメージし続けて、天の恵みと導きであると信じて、それを現実的にしていくための知的投資を怠らず、この波に乗って夢に当選しちゃうかもな、今年は。

 

歩君、

同じ波は二度と来ない

と、いうことをよく理解しているだろう君にとってこの波は千載一遇のチャンスだとは思わないかい?

自分一人では不安でも、皆がいればなんとかなるもんさ。

臆せずこの流れに乗ってみることだね。

乗っちまったら最初は少しあたふたするけども、そこさえ突破したらあとは案外スムーズにいく。

そして良い夢を見ることだ。悪夢じゃモチベーションは保てないからね。

魚群の後に出てくるサムになれたらそれは非常に愉快なことだけどもね、

駄目ならまた、あの手この手を使って仕切り直せばいい。

 

転ばぬ先の杖

 

という言葉を知っているかい?

失敗しないように前々から用心するという意味の言葉だ。

まあいつか役に立つ時が来るかも知れない言葉だから覚えておいてくれ。

 

ああ、今日も寒いなぁ。炬燵から出ようと思ったって出られやしない。寒がりなのかな


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