よろず無駄無し屋

出たとこ勝負な文章ゆえの生々しさ

夢のある夢だと思うんです。

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こんにちは、無駄無し屋です。

因島は相も変わらずのどかです。

 

さて、今日は何について書いてみましょうかねぇ。

 

ところで僕には夢があるんですよ、夢が。

 

この年(41)になるとリアルでおちおち夢も語れないもんだから、今日はこの場を借りて一つカミングアウトしてみようかな。

 

幽霊が見たいんですよ。

 

そしてできることならば話をしてみたいんです。

いや、ふざけているわけじゃなくて本気で。

僕には人と出会ってある程度親しくなると『幽霊みたことある?』

と、聞いてしまう癖があるんです。

唐突な質問に大体の人は一瞬『えっ?』というような顔はします。

しかし意外にも『あるよ』という答えが返って来ることが多いんですよ、これが。

幽霊についてネットで調べてみたりもするんですよ。

そうした中で肯定派の意見だけじゃなく、否定派の意見も調べてみたところ、いちばん多かったのは『幽霊は脳が見せる錯覚だ』という意見でした。

 

よくは解りませんが、なんか科学的に解明されているとの主張なんですが、これはどうも僕からしたら胡散臭い情報のような気がしてなりません。

というのも、 今から14、5年ほど前に僕はbarを営んでおりました。

古いビルで三階と四階が、店内の階段で繋がっているというつくりの店舗でした。

三階はカウンターがあるお酒を飲むところで、四階はDJブースのある30人ほどが踊れる小さなダンスフロアになっていました。

ビルは四階建てでエレベーターはなく、狭く曲がりくねった階段を登っていった突き当たりにお店に入るドアがありました。

そのドアは中央がガラス張りになっていて外から中を覗けるようになっていました。中を除くと正面にバーカウンターが見える感じです。

カウンターのお客さんの背後にドアがあるということです。

カウンターのお客さんがなんの前触れもなく後ろを振り返ることが頻発しました。『どうしたの?』と僕が聞けば必ず『今、誰か入ってきたような気がした』と、彼、彼女等は答えるのです。

こういうのも一人のお客さんだけがいつも振り返るというのであれば、神経質な人なんだろう位で片付けることもできますが、あまりにもランダムに色んな人が振り返るのは只事ではない気がしないでもなかったんです。

 

それでも建物の構造が人間の心理に、後ろが気になるようにできているんだ、という理屈で片付けることもできないことはありません。

しかし今度は霊感があるという女のお客さんに、ある時聞いてみたんです。

『何か見えるか?』 と。

『四階に女の人がいる』という答えでした。

それから一ヶ月ほど経つと、また別の霊感があるという女のお客さんが来たので同じ質問をしてみると同じ答えが返ってきました。

この二人の女性にはなんの接点もないのです。

なのに同じ答えが返ってくる。

 

これはどういう理屈で片付ければいいのか。

ほかにもこの店ではいろいろなことがありましたが、口惜しいことにそれらは全てお客さんが体験したことであり、店主である僕には一切そういった体験はなかったんです。

こんな店で店主をしていればイヤでも幽霊という存在がきになってくるのが人情というやつでしょう。

もしも本当に幽霊と呼ばれるものが存在しているとなれば、これは色々と興味深いことだと思うんです。

 

科学は全てを知っているという考え方は無理があるでしょう。

例えば科学というものがいつから始まったものなのかは知りませんが、織田信長が生きていた時代には今のこのインターネットなんぞ世界中の誰も想像することさえできなかったはずです。

 

あの頃と今は違うという人もいますが、現に未だに人間は地震ひとつまともに予想することもできません。

まだまだこの世の中には科学で解明されていない未知が溢れているという裏をとる為にも、是非とも幽霊という未知との遭遇を果たして、できることなら話を聞いてみたいというのが僕の夢ですが、この夢には夢があると思いませんか?

 

今日はこの辺で